
人とペットが長生きになってきた現代、良いことがたくさんある反面、さまざまな問題も起こるようになりました。
例えば高齢の飼い主と高齢ペットの老々介護、それに伴う終生飼養の問題です。
色々な事情によりどうしても飼えなくなった時、愛するペットを託せる人がいない場合もあります。
そういったニーズが増えてきたことで誕生したのが「老犬・老猫ホーム」です。
老犬・老猫ホームとは、動物愛護管理法では「譲受飼養業(ゆずりうけしようぎょう)」となります。
人間の介護の「ショートステイ」のようなものもありますが、基本的には終生入所することで譲り渡すということになるようです。
全国的にはまだまだ数が少なく(特に老猫ホーム)、人口の多い都市部に集中しています。
ただ、ユーザーの増加とともに徐々に施設の数が増えてきていますので、今後のサービスが充実することを期待したいものです。
(少し古いデータですが、2013年は全国に20ヶ所程度、2014年は44ヶ所と確実に増えています)
老犬・老猫ホームについては、人間の介護施設にある厳格な決まりがありません。
そのためサービスの質や料金は事業者によってまちまちです。
利用するとなった場合は、愛するペットをどこに託すか、よく検討する必要があるでしょう。
老犬・老猫ホームの主なサービス
食事やおやつの給餌、ワクチンなど病気の予防、シャンプーや体のお手入れ、散歩
老犬・老猫ホームの料金
料金もさまざまで、今のところ保険などがないので全額自己負担となります。
入所金10〜20万円
中型犬までで月35000円〜95000円
料金を2年分前納する場合もあり
家族として長年一緒に暮らしたペットと離れ離れになるのはつらいものです。
そのため、ペットと一緒に入所できる老人ホームというサービスも出来てきました。
最期まで愛するペットと過ごしたり、安心してペットを託せるようなサービスや施設が増えることを期待します。
また、そういった施設などで働くスタッフも今後求められるようになるでしょう。
老犬・老猫ホームで働くスタッフも資格があるとないとでは違ってくるでしょう。
ペットや動物に関する仕事をするのであれば、必要な知識をぜひ持っておきたいものです。
ヒューマンアカデミーたのまな
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