
最近では猫ブームといわれ、動画やグッズでは猫ちゃんが大人気ですね。
では、実際に猫を飼う家庭が急激に増えたかというとそうではないようです。
確かに以前よりは増えているようですが、ブームと言われるほどの増加ではありません。
ただ、メディアで猫が取り上げられることが多いことで今後も増える可能性はあるでしょう。
何より犬を飼う家庭が激減しているため、代わりに猫を・・・と考える向きもあります。
私も犬と猫を同時に飼っていましたが、そのどちらにもそれぞれの可愛さがあるものです。
そして違う種類の生き物なので、お世話の仕方や接し方も違ってきます。
私の周りの人や私個人の感想として、確かに猫の方が手間がかからないと思います。
手間がかからないということは飼いやすいとも言え、その主な理由は以下のようなものです。
猫の場合は、子猫として来たその日からでもトイレを覚え、一度覚えるとほとんど失敗はありません。
数ヶ月から下手をすれば1年くらいトイレのしつけに苦労する犬とは大きく違います。
もちろん猫でも色々な事情から覚えてくれない場合やそそうをしてしまうこともあります。
ですが特にしつけを必要としない猫の方が圧倒的に楽です。
猫の場合はマンションなどの集合住宅でも比較的簡単に飼えます。
鳴き声や臭いで苦情が来ることもなく、完全室内飼いでも大丈夫です。
犬の雑種の場合は成長したときの大きさが不明ですが、猫はほぼ同じような大きさです。
生活するスペースの見当がつきやすいので、雑種でも心配はありません。
犬でも必ずしも散歩が必要ではありませんが、猫はまったく必要がありません。
また、ちゃんと用意をしておけば1日くらいなら留守にしても自分で生活をしてくれます。
犬のように飼い主にベッタリと依存することが少ないので、一定の距離感で暮らすことができます。
種類にこだわらなければ、猫は無料で手に入れられます。
また、同じくらいの大きさで同じような環境なら、猫の方が犬よりもかかる費用が安くてすみます。
フードの量やトイレなどの日用品の金額を考えると、比較的飼いやすいといえます。
ただ病気をしたときの治療費などは同じように高額なので注意が必要です。
猫の方が飼いやすいとは言え、犬よりも大変なこともあります。
1・広範囲ないたずら
猫は高いところや狭いところなど、犬よりも広範囲に行動できます。
そのため、いたずらが思いがけないところにまで及ぶことがあります。
また、爪とぎで家具や壁を傷めてしまうこともあります。(個体差としつけによる)
2・発情期の問題行動
猫は発情期になると問題行動をするようになります。
代表的なものが色々な場所にオシッコをかけるスプレーと、独特の大きな鳴き声です。
どちらも早めに去勢・不妊手術をすることで防げます。
3・一緒に外出できない
「猫は家につく」と言われるように、犬のように外で飼い主についてまわったりはしません。
旅行に連れて行くことも出来にくいので、一緒に外出する楽しみはほとんどないでしょう。
個体差や性格によるところも大きい
一般的なことを紹介してきましたが、飼いやすさはその子の性格などの個体差でも違いがあります。
やんちゃで甘えん坊な猫もいれば、大人しく自立した性格の犬もいるでしょう。
猫の方が飼いやすいという理由を紹介しましたが、やはり生き物なので大変なこともたくさんあります。
まずはそれぞれの動物の特性を正しく理解して、最後まで責任を持って飼うことが大切です。
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